Q&A 2001年3月議会での質問…個人質問 3月15日

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3.不透明な財)千里リサイクルプラザ再構築


質問.これまでの経過説明と、問題点の指摘

市民活動が社会に果たす役割はだいぶ認められてきましたが、まだ行政と市民活動の共通言語が成立しているとは言いがたい状態です。しかし、このギャップを埋める最低のルールが手続きの透明性です。
この手続きが行政の恣意性に寄っていれば、市民と協働はできません。しかし今回、私の目の前でこの恣意的な手続きが着々と行われました。
以下、財団法人千里リサイクルプラザ研究所を「研究所」と略し経過を申し上げます。



2000年8月29日

このところ、研究所の再構築が取りざたされています。通常、研究所の市民研究員は毎年9月に公募されます2000年9月の公募に向かい、年度末の研究所長末石氏のリタイアもあり、市民研究員の方たちは今後を心配されました。
そこで2000年8月29日、私は秘書長と第三者の部長同席の下、市長にお目にかかり、(財)千里リサイクルプラザの事務局(以下、事務局)にどのような指示を出されたのかを確認し、今後の手続きをどうされるにせよ、プロセスが見える形で、関わる人々の合意の中で積み上げることを要望しました。
市長は、事務局にプラザ運営状況の分析しか指示していないと何度もおっしゃり、2000年度内に起案があがってきたら、助役・企画・総務そして担当部局と充分相談することを約束してくださいました。

2000年8月31日

しかし、その2日後の8月31日に、岩城理事長が決裁印を押した「研究所の再建」の起案が事務局から出されました。 その内容は、1)研究所の現況、2)目的達成度数の把握 から始まっています。

まず、研究所についての記述を読み上げます。
「今までの設立経過等多くの背景もありますが、今日、市民、市議会や環境団体などからその存在意義も含めて、多様な批判、批評などが数々寄せられています。
そこで現況の把握と分析を行い、当初の目的達成度や経営診断的方法、マネジメント手法などを参考にして、将来への新目標となる展望が持てる再建化計画を決め、発展するリサイクルプラザづくりの一歩を着実に踏み出したい」

ということで以下、分析が行なわれています。

「所長及び主坦研究員からなる研究委員会の活動実態は理想に程遠い」、「市民研究員71人が加入登録しているが、およそ月に1回程度若干名が集まり活動をしているが活発とは言えない」、「目標達成度は総合的に見ると、色々と取り組まれてきたが、研究内容は残念ながら厳格な目で見ると、これが発表成果だといえるものはないように思えてならない」

非常に主観的な言葉がならび、到底経営診断的方法、マネジメント手法を参考にするという姿勢を表わすものとは思えません。

そして、分析はまだ続きます。

「費用対効果からすると、一方的に活動経費の面倒を見て、発表成果などの見返りを求めないに等しい。言い方を換えると、研究所には、全国的に有名で多くの功績をお持ちの学識経験者がいるにもかかわらず、目的に対するプラザ全体の意思統一の不徹底から、成果を期待する活動は計画されなかった」
と分析を結んでいます。責任は学者の方だけにあるように記述されています。


私は、どちらのせいだという立場ではありません。
しかし、この起案書を見て、あまりにも分析がおおまかで恣意的であり、これでは冷静に再建できるのか大変疑わしく思いました。
この起案書を福祉環境常任委員会に提出願います。

再度申しますが、市長は分析だけを指示されたと8月29日におっしゃいました。しかし、起案書の「新たな目標の設定」の中では、再構築の起案までされています。

以下読み上げます。

「研究所の業務は、全体的・抜本的に見直す必要がある。特に研究所長、主坦研究員、大学研究員の選任方法も考慮して、再建化計画が十分実効性あるものになることが大切である」
として、3通りの選択肢が示されています。

1)解散する場合
 全面的に解散する。その後、新たな「もの」をつくる。しかし他への影響が大きく、吹田市が本来望むところではなくなる可能性がある。

2)修正で行う場合
 「名称」を生かせる。しかし今までの惰性を引きずる。再建化そのものが計画倒れの恐れが大いにある。

3)(最も理想に近い)結論として
 1、2の解散、修正の両方の長所を取り入れ、研究所の「内容」を斬新なものにすることができる可能性がある。それは現在の所長・主坦研究員・大学研究員の全員が得心の上で辞任された後、研究員の選任という方法で改善策を粛々と実行する

と書かれています。
つまり、フレームはそのままで人を全部入れ替えれば再建できる、と結論を出しています。

それ以上に、再建化についてのタイムスケジュールまで提案されていました。つまり、この後に立ち上がる再構築委員会の結論は、すでに出来上がっているということです。

2000年9月2日

この起案が出てから2日後の9月2日、研究所の学者の方々の会議である研究委員会で、事務局は「市長はせっかちなので(研究所の見直しを)次の研究委員会までに待てないこともあり、すぐ評議員会、理事会を開催して、改革に取り組むこともあるからご了承をいただきたい」という一方的な通告をしています。
9月2日の研究会委員会の会議録を常任委員会に提出願います。


2000年9月5日

週明けの9月5日、市長宛てに「研究所再建化計画のご理解について」として、岩城理事長名で8月31日の起案書と同じ内容の文書が出されました。
この起案伺いは、国・府・企業の補助・出えんからなる研究所の大きな改変となるものです。
分析以上のここまで踏み込んだ起案は、当然市長の新たな指示書が必要と思われますが、それはどこにあるのでしょうか? あるとしたら、常任委員会にご提出下さい。 ないのであれば、事の重要性から見て、極めて重要な手続き無視です。


2000年10月13日

極めて乱暴な手法で、起案どおりに事は進んでいきます。
10月13日、評議委員会と理事会が開かれました。
午前中の評議委員会において、主坦研究員の先生が再建構想について何も知らされなかったと驚かれたこと、さらに、このような事務局による手続きの欠落を、事務局は午後に開かれた理事会に伝えなかったのは恣意的と言わざるを得ません。

また、理事会の意見でも「研究所は、再建化というほどひどい状態ではない」という意見や、「研究所の設置目標をむやみに広げるのはいかがなものか」という議論が出ていたそうです。

このような重要な案件が、議決を伴うものとして処理されなかったと聞いています。つまり、理事会・評議員会は単なる追認機関として扱われたのです。

これが再構築委員会の承認までの流れです。
以上のことについて理事長・市長・担当部長のご所見をお伺いします。


2000年11月

そして、再構築委員会の公募委員が募集されました。
一連のあまりに無軌道な手続きに、私は、2000年11月の決算委員会で発言させていただきました。
しかし、吹田市だけで収まる問題ではないこともあり、本市の名誉のためにも抽象的にしか申し上げることができませんでした。
理事長も市長も、意味は理解いただいていたはずです。
11月1日の市報での公募で、再構築委員会の委員構成に市民研究員が排除されていたので、市民研究員の方々は、その意図をはっきり知り大変驚かれました。
そこで市民研究員の方々と市長・理事長の懇談を申し入れ、ようやく市民研究員の再構築委員会への参加が認められました。
なぜ、研究所にかかわりのある人々をしりぞけるのでしょうか?
起案書では、実行計画案を3月を目途に提案するになっていました。
市民研究員を入れると、再構築のための理解がスムーズに得られないと思われたのでしょうか?
私は、これまで何度も「再構築するためには、これまで8年間活動されてきた市民研究員・主坦研究員の感想・意見をはずしたら、これまでの蓄積が無駄になる」と申し上げてきました。このような一連の手続きには、心底怒りを覚えます。
市長は、市民とともに多くの委員会や研究会を作ることを施政方針でおっしゃっています。
しかし、このような手続きで突然ばっさりと切られるのでは、市民感情として到底納得ができません。
このような状況に至るまで、関係職員の方々はなぜ放置されていたのですか?吹田市の組織はきちんと機能しているのでしょうか?
市民研究員の方々と理事長の二度にわたる折衝と質問状で、少しは手続きの修正がみられました。
しかしこの件には、人事の問題もからんでいると聞いています。人事権は市長の専権です。
市長は、まだ市民との軋轢を継続させるおつもりなのでしょうか?
そして市長はなんと言っても最高責任者です。知らなかったでは済まされません。また、理事長はもっと知る立場にあったはずです。知っていて透明な手続きを怠りました。


今後に望むこと

まず、早急に誰もが納得できるプロセスに組替えていただきたい。
今回このようなことを申し上げるのは、これが吹田市の今の状態だということを議事録として残すことが大切だと判断したからです。
市民と協働すると言っていながら、ここにいる理事者や、聞いておられる職員の方々に、今後、このような手続きをしていただきたくないからです。
このような手続きで吹田市の事業が進められるとすれば、「やはり裏で動く者が動かすのだ」と、市民も職員も働く気が起きません。気持ちが膿んできます。
そして、今まさに財政健全化を行なおうとしている時に、健全化の名のもとに恣意的な手続きが横行しないよう強く要望します。


答<環境部長>

(財)千里リサイクルプラザ再構築委員会の手続きは、吹田市からプラザ事務局に対して、2000年の初めにプラザおよび研究所の改善の指示をしました。

吹田市とプラザ事務局で協議を重ね、この結果、昨年9月5日付け、財団法人千里リサイクルブラザ理事長名で、研究所の再建化計画の理解について(お願い)の文書が、市に提出されたことは承知しています。

その後10月13日には、プラザ評議員会・理事会で、この再建化計画について協議されたことも承知しています。

これらを受けて、11月1日に再構築委員会の規程を整備し、第1回再構築委員会を12月2日に開催し、現在まで3回の議論をいただいていることも承知してます。この状況をご理解賜りたい。


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