* 風土記の丘構想
紫金山公園は吹田市岸部北から五月が丘にかけての丘陵部に位置し、優れた自然林と歴史遺産を擁しています。
紫金山という名は春先に赤紫の花を咲かせるコバノミツバツツジに由来し、昔この一帯は紫色に輝いていたところからこのように呼ばれたと言われています。
このツツジの復活を願って「紫金山公園みどりの会」「吹田自然観察会、大阪自然環境保全協会」そして「地元市民有志」が、行政と協力して、かつての里山の山仕事であった間伐など林の手入を1998年から行なってきました。
「風土記の丘」は市の中心部にある自然林と歴史遺産、広場や池等を中心に、博物館や周辺の緑地、歴史遺産・景観、ひいては市全体をつながりをもってとらえ、これらの市民の財産を市民の日常の暮らしにより有効に生かす「くくり」の言葉です。
ですから、この構想を具現化するには、ソフトウェアの整備が何よりも大切です。
それには、利用者である市民に計画を決める段階から参加していただくのが早道です。
この構想の策定と検討には、一般公募市民を含む市民委員会が大きな役割を果たしています。
「2001年2月 吹田市
風土記の丘基本計画報告書はじめに」より抜粋
吹田市が提唱されている「風土記の丘」構想は1つの紫金山という丘陵地を指すことばではなく、市民が行政との協働のプロセスを指していると考えます。
紫金山公園計画の基本方針にも公園全体の性格として、吹田市全体の「公園づくり、人づくり、まちづくり」の中核・出発点となる公園と位置付けられています。現に、紫金山では、公園づくりの考え方を、地域の人々と、市民の中の専門的集団NPOと行政が何度も協議されながらまとめ上げ、この活動を通じて確実に市民間のネットワークも広がっています。
これからも風土記の丘構想では、「北広場ゾーン」や「吹田の里ゾーン」「虫の森ゾーン」が時間をかけて実現をはかっていくそうですが、今後もこれらの具現化のためには市民が参画できるしくみを位置付ける事が何よりも大切です。