答<都市整備部長>
山田駅周辺整備事業の推進は、特に初動期において、市民と行政、あるいは、事業者との間に意思疎通が十分に図られていない状況でしたが、これを打開するために吹田市では初めてのケースになります市民参加型の懇談会方式を採用し、市民、事業者、行政の三者が対等の立場で共通の認識のもと互いにパートナーシップを形成し、よりよいまちづくりを行うための場として「交通問題懇談会」また「まちづくり懇談会」を設置しました。
この懇談会は、毎回テーマを決めワークショップ方式により協議、検討、調整を行い、市民との合意形成を図る中で一定の集約を行い、得た成案については、議会を初め関係機関とも協議申し上げる中で、その実現に向けて努力してきました。
また、本地区のまちづくりの基本方針となる「まちづくりガイドライン」の策定。そして市民に直結した施設である公園や自転車駐車場、また、山田駅構内のトイレについては、当該地域の方々とワークショップ方式で協議、検討を行い、その結果についてはまちづくり懇談会に報告し、全体としての合意形成を図ってきました。また、駅西側で阪急電鉄が建設する商業ビルの店舗展開も市民の声を聞いた計画が示されており、懇談会での議論は有意義であったと判断いたしています。
この懇談会には、まちづくりの専門家3名をアドバイザーとして第三者的立場で参画していただいたことも、懇談会がスムーズに進行できた大きな要因でした。
さらに、事業に係る広報活動は、ホームページの活用やまちづくりニュースの発行などにより、広く市民の方々に対して事業内容や進捗状況、並びに工事予定を含めまして情報を提供してきており、また、まちづくりニュースは、途中段階ではありましたが、事務局に市民の方々に参加していただき、市民の手づくりの市民の立場に立ったニュースを発行してきました。
このたび駅東地区の土地区画整理事業並びに阪急山田駅周辺のバリアフリー化の完成により、4月5日にまち開きを行い、事業も終局を迎える段階です。
事業の評価についてですが、山田駅周辺整備事業の推進に際しては、市民参加、参画が必要不可欠であるという認識に基づき、バリアフリー化された人に優しいまちづくりを目指し、計画的なまちづくりを年次的に進めていきます。従来は行政が中心となり計画案づくりを行ってきたところを住民参加、住民参画による懇談会方式を採用したことにより、市民ニーズを今まで以上に計画案に反映できたことは、一定の評価は得られたと判断しています。
今後のまちづくりの反省点といたしましては、山田駅周辺整備事業の場合は、反対論が出てきた中で懇談会方式の立ち上げであり、いささかタイミングが遅かったと反省しており、基本構想の段階から市民参加、参画が大前提であったと考えています。
また、市民の方々も賛否両論がある中、意見を持っておられる方には効果があったと思いますが、広く市民の声が反映し切れなかったことにつきましては、反省しています。今後は的確に意見集約を図るため、事業スタート時点にきめ細かなアンケート調査も必要であると考えています。
山田駅周辺整備事業につきましては、駅東地区の土地区画整理事業及び阪急山田駅改札口付近のバリアフリー化はおおむね完了しますが、残る駅西地区のバリアフリー化を所期の目標どおり本年秋までに完成させ、また、(仮称)山田駅東緑道の事業化につきましては、公園と同様にワークショップ方式により市民の方々と十分ご協議申し上げ、利便性の高い効率的な施設づくりを行います。