*山田駅駅前まちづくり懇談会第26回(2003年12月5日)の経過
【市の経過説明】
12月5日(金)に第26回山田駅まちづくり懇談会が開かれました。
前回までで交通バリアフリーのワークショップが終わり、今後は山田駅東側公共施設がテーマです。
1.青少年施設建設の表明とともに機能についての説明
2.これまでに懇談会で話されたその他の施設として
・ボランティア・NPOの相談センター
・地域で要望のあった交番
・金融機関
・投票場に転用できる大きな集会施設なども視野に入れた複合施設。
3.駅前広場は改札口まで車を入れるか入れないかの検討なども含める。
4.東側の緑道は大きく延期される。
5.<今後の話し合いの方法とスケジュール>
・これまで同様、市が一方的に説明するのではなく建物総体のプラン・運営・管理のことも含めて議論したいこと。
・H17年度中には着工し、H18年度には完成を考えている。
・今後4回ほど話し合う一方、青少年関係の各種団体の意見は各部がまとめ、4月・5月で一本化し6月・7月に皆さんに返しその後議論を続けるというスケジュール。
・建築の手法も財政が逼迫している中、市民サービスの向上につながり家賃が多く取れる事業案があったらいただきたい
という説明の後、施設のイメージ・大まかな構想について話し合われました。
<懇談会で話されたこと>
・青少年施設の現状分析やニーズ調査をしたのか?何故青少年センターを建てるのか基礎資料が欲しい。
・ 青少年計画でも国際化・情報化が大切といっている。機能として国際交流センターの部分が必要ではないか。
・不登校や外国の子どもなど受け入れられにくい子ども達の本が必要。・特化した図書館が必要。例えば児童図書や外国の子ども達が自国語で読める本。
・ 周辺の大学・施設との連携。国際的にも評価の高い万博にある府立児童文学館や、近くの梅花女子大では日本で唯一児童文学科と貴重な図書館がある。その連携もあるだろう。・不登校や外国の子どもなど受け入れられにくい子ども達の本が必要。
・ 大学のボランティアが関わる施設作り
・ 電車に乗っても来たくなるような場所づくり。例えば杉並区の「ゆうすぎなみ」や川崎の取り組みが参考になる。
・外国籍の子ども・障害のある子どもの意見も聞いて欲しい。
・建物の運営、特に占有の問題では、金沢市の市民芸術村では24時間使える防音施設があり、青少年はもちろんだが、団塊の世代、グループサウンズ・フォークソング世代も利用している。あえて枠が必要かどうか運用の問題だろう。
など。
<今後の進め方>
・ 急いで作らず、まちづくりマスタープランでやったように、地域ごとに公 民館などで子ども達に計画を知らせ、意見を取り込んだら子ども達にと
っては総合学習として意味がある。そして 全体で合わせてコンクールを したらどうか
・ オール吹田の重要な施設の問題を話し合うのに多様な方が集まる必 要があり、話し合う回数が少ないのではないか。時間帯を変えて参加し
やすい場を作る必要がある。
・ 保育つきで子育て中の保護者の話を昼に聞いて欲しい。
・ 子どもの声を直に集めるアクションが欲しい。
・ これまでやってきたようにニュースレターを作って発展的懇談会にな るよう全市にPRしましょう。
・ 山田駅懇談会というタイトルだから参加する人のイメージが限定され てしまう。青少年施設をタイトルに入れたらよい。
・運営を青少年の担当課がどうしてしないのか
・ 各部が団体と話し合い4月から5月に1本化と言われた。同じ市民で あり専門性のある方たちのご意見も聞きたい。なぜ別々に議論するの
か?青少年関係団体と一緒に話したい。前回もこの意見は言った。市 はなぜ働きかけてくれないのか?
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質問.1 市の足並みの不揃いはどうしたことか?
以上、つぶさに懇談会の様子をご紹介しました。図らずも行政の足並みが揃っていないことが露呈してしまいました。助役・市長も報告を
受けていらっしゃると思います。そこで以下お伺いします。
@ 青少年拠点施設の建設について、平成元年に青少年問題協議会よ り意見が出、社会教育委員会でもH3年拠点施設設置構想として設置を
求める答申が出たと聞いています。それから10年15年が過ぎました。
そしてようやく山田で建設と言う施政方針が7月に出たのですから、
担当部はそれまで充分暖めていた構想を直ぐ出され、市民に広く知っ ていただく手続きを率先して進める中で、願っても無いPRと協働の場で
ある懇談会に加わって当然と思います。懇談会の皆さんはその点を不審に思われました。
今回の対応はどういうことなのか担当部のご説明をください。
答<企画部長>
青少年育成の様々な機能を担う拠点施設のあり方についてはこれま で、青少年問題協議会や社会教育委員会においてご意見などをいただ
いてきました。また青少年関係団体の方々には、青少年の健全育成の 様々な分野において、ご指導・ご尽力をいただいています。
こうした経緯の中で庁内においては山田駅前での公共施設の素案作り に向け検討を行ってきましたが、まだ十分に提案するまでには至らなか
ったと言うのが実情です。
今後審議会である青少年問題協議会や青少年団体の事務局、または窓口をかねる青少年施設を検討する所管部局が、どのような時期に、どのような形で懇談会とのかかわりを持っていくかということについては<市民参加を進めるという市の基本方針>に立って検討を行うとともに、総合調整を行う企画部といたしましては、市民の方々のご意見などを伺う機会として、懇談会に出席します。
質問.2 市民同士の協働を市はなぜ支援しないのか?
意見集約の仕方に対し,「なぜ別々に議論するのか?同じ市民であ り専門性のある青少年関係団体の方たちのご意見を聞いたり、一緒に 考えたい。 前回申し入れたが、市はなぜ働きかけてくれないのか?」
といったしごく当然の皆さんの声が上がりました。この皆さんの思いに 対しどのようにお答えされるのでしょうか?
答<企画部長>
山田駅前での公共施設は、主に地域の方々が利用していただく地域 型施設としてではなく、より多くの方々に利用していただく拠点施設とし
て検討していますから様々な形で、市民意見等を伺うことが必要ではな いかと考えています。幅広いご意見などを頂く一つとして、
市民の方々が自由に参画し、検討していただいている懇談会での ご意見などは貴重な意見として大切にしていきたいと考えています。
懇談会への青少年問題協議会・社会教育委員会や青少年関係団体の方々の参加については 協議会や委員会の組織としての位置づけを踏まえ慎重に検討すべきではないかと考えています。
答<都市整備部長>
運営主体としては、今後専門性の知識のある各種団体の方々がまちづくり懇談会の皆様と同じテーブルについて議論を進めることにより、よりよい施設内容となるよう関係部局を通じまして各種団体の参加を呼びかけていきたいと考えています。
懇談会の運営主体は、施設の担当部局である社会教育部ならびに児童部であるべきではないかとのご提案ですが、山田駅周辺まちづくり懇談会が吹田市において初めての住民参加の組織であり、その運営主体が都市整備部であったことから今回の山田駅前の公共公益施設についても都市整備部が運営主体となったものです。
担当部局の山田駅周辺街づくり懇談会への参加についてですが、社会教育部ならびに児童部からまちづくり懇談会参加の皆様への情報提供が必要であるとの認識から、また、市民と行政との協働の機会を逃さないためにも担当部局の山田駅周辺街づくり懇談会への参加について庁内調整を図っていきます。
<行政内の壁>・・・2回目の発言で答弁を聞いた感想を行政に伝えました。
懇談会を運営する都市整備部と青少年施設に関連する各部を調整
する企画部の両方から答えを聞きました。 一方の部は「専門性 の知識のある各種団体の方々がまちづくり懇談会の皆様と同じテーブルについて議論を進めることにより、よりよい施設内容となるよう関係 部局を通じ各種団体の参加を呼びかける」と言い、もう一方の部が「審議会等の位置づけや目的などを踏まえ、慎重に検討すべきではないか」という答えです。ここに市民参加・あるいは協働について部局間で大きな温度差があります。
山田まちづくり懇談会も当初は、団体と一般市民の間で大きな意識の 格差がありましたが、同じテーブルができ何回か話し合い目的を共有
し、数々の課題を乗り越えてきました。阪急も事業者組合も企業とは いいながら同じテーブルで共有する努力をしてきました。
さあ!市民が公共施設について話し合うときになり、行政の所管の壁 が大きく立ちはだかっています。これからの話し合いの場作りに是非努力していただきたい。吹田市にはこれまで審議会自体が広く市民の方々にご意見を聞こうとする試みが増えてきています。男女共同参画条例や市民公益活動促進条例などを創るとき、 一定の考え方がまとまったところで審議会自体が市民意見を聞く場を作っています。ご参考までに感じた事を申し上げます。
質問.3今後の進め方は?
ご意見が出ていたようにこの懇談会の運営には本来担当部にバトンタッチをして良いぐらいのオール吹田の施設建設がテーマです。
懇談会の皆さんも担当部からの情報の無い中で自分達の責任が果たせるだろうかも心配されていました。私はそれを心配し10月本会議で担当部の参画を求めていたはずです。企画部長は、懇談会に参加されている方々のご意見を的確に把握し、施設配置に反映するとともに担当部局として市民との協働の機会を逃すことなく行っていきたいとのご答弁でした。今後の進め方について先ほどお紹介しましたように、多様なご意見をいただいています。失望をされないような回答を担当助役にお願いいたします。
答<企画部長>
公共施設整備に係る今後の進め方については、関係団体を含め、幅広い市民の方々のご意見をいただきながら、拠点施設としてどのようなあり方が今日的に求められているのか、十分検討していきたいと考えています。
南千里の再開発や岸部駅前再開発も控えています。これら再開発事業について今後の市民の皆さんとの協働の取り組みの考え方もお示しください。
答<都市整備部長>
地方分権に伴い、これまで以上に地域ごとの特性や個性を活かした まちづくりが求められている中で、様々な市民参加の手法を取り入れてきました。
これまで「山田駅前まちづくり懇談会」では、多くの市民の皆 様のご参加をいただき、皆様のまちづくりに対する意欲の高さ、行政と
の積極的な協働意識につきましても新たな認識を持つことなり、更に市 民参加に取組んで参りたいと考えているところでございます。
今後のま ちづくりにおける市民の皆様との協働のあり方については、山田駅周 辺整備事業での市民参加、参画の手法も参考にして、これまでの貴重
な体験を分析し、各地区で行う諸事業におきまして、目指すべきまちづ くりの方向性や目的を十分に勘案する中で、より多くの市民の
皆様のニーズを把握するのにどのような取り組みが良いのか、地域特性にも 配慮しながら検討していきたいと考えています。
答<助役>
青少年拠点施設に関しまして、山田駅まちづくり懇談会の皆様の熱心な議論の様子をお伺いいたしまして、まことに心強く感じました。青少
年拠点施設に関しましては、ハードの面は荒起助役、ソフトの面は私が 担当しております。現在、担当部局が集まりまして、素案を検討してい
る段階です。対象年齢はゼロ歳から20歳まで。そこに行けば、自分らしく過ごせる空間がある、人と出会える、情報を得ることができる、相談でき
る。そしてそこから全国に、世界に何かを発信できる、夢を実現できる。そんな大きなイメージを抱いています。一番大切なことは、役所内
部できっちり固めてから提案するのではなく、議論をいただくための核、枠組みのようなものができましたら、なるべく早い時期にお示しすることだと思っています。議会、関係団体、山田駅まちづくり懇談会ほかもちろん子ども自身も含めまして、幅広く市民の皆様のご意見をお聞きし、
みんなで作ってみんなで運営していくような空間にしたいと考えています。
提案1.まちづくり専門組織(スーパーバイザー)の設置
これまで山田駅懇談会の様子を伺ってきましたが、市民との協働の
まちづくりをアシストするような、スーパーバイザー組織が必要だと強く 思いました。吹田市の風土に合った自前の仕組みを研究していただき
たいと考えます。市長はどうお考えでしょうか?
答<都市整備部長>
これまでにも都市拠点や地域拠点となるプロジェクトの多くは行政主
導による方策が優先されてきたことは本市においても例外ではありません。
本市の阪急山田駅周辺整備では、本市ではじめて市民参加による まちづくりのひとつのモデル的な事業として、市民・事業者・行政が連携
し、地域における問題点、課題を共有しながら、同駅周辺地域としての ポテンシャルに相応しいまちづくりが進められてきたことは、今後の市
民との協働によるまちづくりへの大きな布石となりたとともに、その関係 者間のコーディネーターとしての有識者の存在は、事業を円滑に進めていくためには不可欠な存在として位置づけられたものと考えています。
しかし、今後このようなプロジェクトが複数、あるいは初動期が同じ時期に稼動する場合など、プロジェクト間の調整など、事業を円滑に進めていかなければならないコーディネーターが、フレキシブルに活動していただける環境作りも行政として大変に重要な課題です。今後の本市に
おけるまちづくりへの取り組みに対して、柔軟に対応していただくために、複数の有識者の方々によって構成されるコーディネーター組織、いわゆる「スーパーバイザーシステム」の導入のあり方も含め充分検討
します。
答<市長>
今後のまちづくりを進めるにあたりましては、寺尾議員からいただきましたご意見を参考にしながら、庁内で充分協議をして本市においてどのような取り組みができるのか検討してまいります。
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