1.市民活動の評価 / 2.人材育成方針 / 3.外郭団体見直し / 4.指定管理者制度 / 

5.「府立老人総合センター」廃止後の吹田市の考えと福祉バスの今後 / 6.福祉総合条例 /

7.山田図書館移設提案の不手際 / 8.財政健全化計画 / 9.機構改革 /

10.まちづくり条例 / 11.情報公開 /  トップページへ

 

2004年9月議会 代表質問(2004年9月21日)  青=寺尾の質問 黒=市の答 赤=2度目の質問・要望

T. 事務事業評価に見る市民協働の到達度は?
私どもはこれまでも事務事業評価を取り入れたら次は政策評価にとりかかるよう要望して参りました。事務事業評価は、行政の仕事が効率的に行なわれているかどうかをコストで計るものである一方、いくつかの指標を組み込むことでそれら事務事業の束である政策が達成されているかどうかが見えてきます。市民にとってひとつひとつの事業の達成度を知ることよりも、政策評価によってようやく市民は行政の方向性と達成度を理解することが出来ます。事務事業評価システムを取り入れる時、市長の政策の柱「市民との協働」が評価の指標の一つに加えられたと聞いています。事務事業評価システムが稼動してから丸三年たちます。そこでこれまでの「市民との協働」の到達度はどのようになっているのでしょうか?また、現在の到達度の分析とそこから見える今後の方向性についてもお答え下さい。

事務事業評価は、成果の視点を重視した効率性・効果の評価をはじめ、市民との協働を重要な視点の一つとして位置付け、市民との協働の必要性や可能性についての取り組み状況などを評価の項目としてあげています。各担当部局で、市民の協働の視点からも評価・点検を進めてきましたが、2003年度の事務事業評価における市民との協働のあり方については、市民が主体で行なう事業が全体の1%、市民が主体で市は側面援助の立場で行なう事業が15%、市が主体で市民と協力して行なう事業が24%、市が主体で行なう事業が60%であるという結果になっています。今後市民との協働の可能性や協働領域の拡大の可能性がある事務事業は、その可能性を検討し改善に向けて取り組むとともに、達成度が分かる評価方法を検討し、より一層市民との協働を進めます。さらに事務事業評価の手法や評価結果などの実績を踏まえながら、施設評価や政策評価についての諸課題を研究、整理しつつ総合的な行政評価システムの確立に努めます。


U. 人材育成基本方針と職員意識調査の進捗状況は?
2001年12月議会に提案いたしました人材育成基本方針について前向きにお取り組みいただけるとのお答えでしたが、進捗状況をお伺いします。

地方分権が益々浸透する中、価値観の多様化や急速に進展する高度情報化、少子高齢化、国際化への対応など、複雑化する行政ニーズを的確に把握し、適切に対処できる職員の育成が急務であることは認識しています。従来、研修の視点からは、職務に必要な知識の修得はもちろんのこと、市民の方々への説明・説得能力や、職務に対する鋭敏な感覚、問題や課題を解決していく政策形成能力など、職員一人一人の資質や能力の向上を図るため、階層別研修の実施や、外部研修機関へ職員を派遣するほか、自主研究支援など多様な手法により人材育成に取組んでいます。「人材育成基本方針」を策定するために今年6月、各所属部長が推薦する課長代理級職員で構成する20名の「検討会員」と公募も含めた概ね35歳前後の一般職員と係長級職員の構成による14名の「作業部員」を決定しました。夏季職員研修セミナーでは「自治体に求められる人材とは…21世紀の吹田市職員像」をテーマに講師を招き基調講演をいただいた後、人材育成基本方針策定庁内検討会員と同作業部会会員等から「これからの職員像について」をテーマとして発表があり、それを講師から講評をいただく形の学習・討論を深めてきました。今後「吹田市職員・職場風土改革及び人材育成基本方針(案)」策定庁内検討会で議論を重ね、2006年実施に向け努力します。


V. 外郭団体のこれまでの見直しの経過と到達点は?
1.本市も市民税が毎年減っている状況です。更なる構造改革に取り組まなければなりません。本市外郭団体の見直しが指摘されてから、どれほどの時間が費やされたのでしょうか?これまでにも国をはじめ他の自治体では、様々な形で外郭団体の見直しに着手しています。そこで以下、5点の質問をいたします。1.外部団体の見直しの国や先進他市の動向をご説明下さい。

国においては2000年12月に行政改革大綱が閣議決定され、2005年までの間を目途として、様々な分野の行政改革を集中的、計画的に取り組まれているところです。行政改革大綱は、第三セクター等の改革についても対象とし、地方公共団体に対して「第三セクターに関する指針」を踏まえ、経営改善などに積極的に取り組むことが求められています。この指針は第3セクターを取り巻く状況や社会経済情勢の変化に的確に対応するために2003年12月に改定されました。先進都市として、府下では堺市と八尾市が外郭団体の改革に当たっての統廃合の基準を始めとした、基本的方向性や取り組むべき事項などを内容とする見直しに関する指針を策定され、改善に向け取り組まれておりますが、北摂各市では指針を策定されていません。

2.経営のあり方を変えるいくつかの選択肢として「指定管理者」と今年4月からの制度「地方独立行政法人」があります。独立行政法人制度では政策の企画立案事業と実施機能を分離し、実施機能を担うものが地方独立行政法人であり、現場の自主性自立性を高め業務の効率的実施を図る制度です。制度の特色として「中期目標」「中期計画」「外部評価」「業務見直し」のマネージメントサイクルが組み込まれています。天下りの問題が指摘されたり、行政からの委託費や補助金の比率が高い外郭法人については独立行政法人化も選択肢の一つです。外郭団体の見直しのプロセスとして「当該事務事業は本当に必要か?」「必要であれば民営化は可能か?」「民営化が困難な場合、独立行政法人」のような見直しが必要です。指定管理者については、次に質問いたしますが、病院・水道事業・社会福祉事業は地方独立行政法人もありえます。総務省はこの「指定管理者」と「地方独立行政法人」を比較検討し、どちらの手法がより適切か判断し具体化をはかるように指示しています。以上本市の場合、外郭団体の見直しに対し「地方独立行政法人化」「指定管理者制度への移行」「公営企業会計の全適要」「民間売却」の4つの方法があります。市長の「民営化」についてのお考えの整理をお聞かせ下さい。
外郭団体の見直しの対象は、吹田市が1/2以上の出資または出えんしている、吹田市施設管理公社、吹田市土地開発公社、吹田市国際交流協会、吹田市健康づくり推進事業団、吹田市介護老人保健施設事業団、千里リサイクルプラザ、吹田市水道サービス公社、吹田市文化振興事業団、の8団体を対象として、外郭団体の見直しの基本方針を定めることとしており、現在見直しの具体的内容などについて検討しています。このうち指定管理者の範囲となる団体は、吹田市施設管理公社、吹田市介護老人保健施設事業団、千里リサイクルプラザ、吹田市文化振興事業団の4団体、地方独立行政法人制度の対象になりうるのは吹田市介護老人保健施設事業団の1団体です。

3.今ひとつ付け加えると公営企業において地方独立行政法人が一足飛びの感があるならば、「企業会計の全適要」を検討されるべきと考えます。例規では、公務員の中途採用についての規則で、本市市役所に再就職する場合同じ仕事であれば100/100、違う仕事であれば  80/100の年数換算されます。そして中途採用が多い病院・老健施設の医療従事者などの給与も市と同じ換算表を使うため、どうしても人件費に跳ね返ってしまいます。それがそれら事業体の経営難に繋がっています。職場形態また経営形態が違う場合は市役所のベースに連動させることは合理的な説明にはなりません。ましてどちらも赤字経営です。中途採用職員の人数・年齢・経験加算の状況を本庁と比べた形でお答えください。多くの中途採用がある民間の病院や老健施設の人件費の考え方とは開きがあると聞きます。また、病院長さんや老健理事さん達は経営者であるからには知らないで経営しているはずはありません。ご存知の範囲で民間の人件費の状況をお示しください。人件費までを経営責任の範囲に含めるいわゆる「公営企業の全適要」等も含め外郭団体自ら経営に乗り出すべきと考えます。担当部のお考えを伺います。
老健施設には、看護職員17人、介護職員21人、理学療法士、作業療法士1人、栄養士が各1名ずつ、事務員4人、合計で45人の職員を採用しています。採用時の年齢要件は、看護職員は満25歳以下、その他の職員は満30歳以下と定めています。吹田市の採用要件は、事務職員満25歳以下、その他の職種は満30歳以下となっており、事業団の看護職員が10歳高くなっています。このような状況の中で、45人の職員のうち35人が中途採用者であり、吹田市職員と同様に経験年数換算率を採用して初任給を決定しています。給料表については吹田市の給与体系を採用し看護職員、理学療法士、作業療法士、栄養士は吹田市職員と同様であり、その他の職種は一号給下位となっています。民間事業所の給与実態は把握していませんが、厚生労働省の平成14年介護事業経営実態調査での全国平均給与月額は、看護士313,000円       介護職員206,000円、栄養士247,000円、理学療法士 334,000円、作業療法士 285,000円です。また、事業団の平均給与月額は、看護職員2,984,00円、介護職員260,700円、作業療法士234,600円です。なお、老健施設事業団の経営に関しては抜本的な改善策について検討しています。
市民病院では、医療職の採用については、病院での採用試験で行なっています。中途採用職員の採用状況は、2003年度実績では、 医師16人、看護士12人、医療技術員1人で中途採用者の採用割合は69%です。本庁部局での中途採用者の採用割合は、67%ですのでその割合は病院の方が2%多くなっています。
民間との人件費の比較は、詳細は不明ですが、一般的傾向として、医師は民間の方が高く、看護士や事務職は自治体病院のほうが高い傾向です。これは自治体病院の職員給与が地方公務員法にもとづき人事院勧告により決められることや、看護士確保の観点から政策的に行なわれたことによるものです。また、看護士で言えば民間では入れ替わりが激しく、平均年齢が低いことも要因になっています。病院事業の経営形態は様々な手法が提示されていますことから、今後十分に研究します。{ 【市長】

民営化についてでございますが、外郭団体が管理する施設につきましては、指定管理者制度など法制度が整備される中で、市民福祉向上のためその設置目的をより効果的に達成できます管理の方法を選択すべく検討を行っております。 また、外郭団体の見直しについては、より一層の市民サービスの向上や経営の効率化に向け、現在、運営の見直しなど基本方針の策定に取り組んでいるところであります。


W.水道サービス公社が市役所の広報配布事業を請負っています。吹田市報の配布について配布料が高額ではないか?もっと市場性のある委託を考えるべきと決算委員会でも申し上げましたが、その後のご検討状況をお伺いします。
市報の配布は、市民の手元に確実に安定して配布されることを基本にして委託をしています。現在委託をしている財団法人水道サービス公社は1969年に市からお願いをし、それ以来誠実に履行をしていただいています。ご指摘の配布委託料は、同公社と話し合いを進める中で、今年度に単価の見直しを図ったところです。今後もより効率的な事業の執行に向けて努力します。
【2回目の登壇で要望】 市報などの配布については、単価を下げればよいということではなく、「市場性を取り入れるべき」と要望しているのです。

X.最後に全ての外郭団体の評価として、各施設の経営状況が分かるものを決算委員会に提出して下さい。


Y. 指定管理者制度
「指定管理者制度」は施設の管理に関する権限を委任して行なわせるものであり、利用の平等性、公平性などについて、「行政でなければ確保できないという明確な理由が無い」という国の方針の下に全国一斉に自治体の施設管理のシステムを変更するものです。また、使用料は条例の範囲で「利用料として額を自由に設定」でき収入として受取り、施設の管理だけではなく運営も一定の枠の中で自由にできることになります。利用料金を取ることができるようになると、通常事業がたとえ料金をいただかないとしても、市民ニーズを捕まえたイベントなどに料金を設定するなど創意工夫がしやすくなります。料金制導入は施設運営のフレキシビリティーを増すものとして必ずしも悪いものではないと考えます。そのため、これまでの施設に対し、市民の選択権が広がるための指定管理者導入に力を注いでいただきたく以下お伺いいたします。

@市民のメリットは?
「民間事業者等に委ねることで、利用ニーズにあった開館日、開館時間の拡大などサービス内容の充実や民間事業者などのノウハウの活用が期待できる」と言われていますが、指定管理者における管理運営段階での創意工夫はどのようなことが考えられるのでしょうか?
公の施設管理に民間事業者等の手法を活用することにより、サービスの量・質の拡充や管理に要する経費の縮減などが期待できるので、その効果を利用者の満足度の向上につなげたいと考えています。

【2回目の登壇で要望】
条例で開館時間・日数を決めてから、指定管理者の公募をすることも聞きました。
市民ニーズは、開館時間や日数の延長拡大を求めています。先ほど指定管理者制度における管理運営段階での創意工夫にあげていただいたように、これ前どおりの日数・時間を条例ではじめから決めて、指定管理の公募をするのであれば、市民ニーズの反映という指定管理者の趣旨を縛ってしまうことになります。
以前直営のデイサービスと委託のデイサービスの開所日数をお聞きしました時、その差は年間で100日あるとうかがいました。市民が日常使う他の施設も指定管理者にすれば年間100日分増えるとしたら、それこそ市民ニーズに即した効率的な施設であるといえましょう。条例ではじめから日数・開館時間をこれまでどおりに設定するのではなく、市民ニーズに即した指定管理者への移行を考えていただくよう強く要望いたします。

A既存施設経営の点検は?
昨年7月総務省自治行政局長が、「公の施設の管理状況全般について点検し、指定管理者制度を積極的に活用されるよう」通知がありましたが、本市では何を資料として点検したのか、具体的にお答え下さい。コスト計算をしたのかバランスシートを作成してみたのか、いずれも指定管理者制度に取り掛かる上で、透明性を保証し説得力をもつ大切な資料であると考えます。

現在、既に管理委託している施設についての対応を急いでいるところです。現在直営運営している施設について、法改正の趣旨を踏まえる中で、施設の設置目的をより効果的に実現できる管理の方法を検討します。

B基本条例を作るべき
また私共が春から申し上げている事に関連しますが、個別の条例改正で行なうのではなく、一般的な手続きを定めた条例を基本条例とし、その下に個別条例の改定をしていくというような積極的な姿勢を見せていただきたいものです。担当部のお考えはいかがでしょうか?

吹田市の公の施設の設置目的や性格などが多様であることから条例事項である指定の手続きについても、管理の基準、業務の範囲と同様に、個々の施設の設置条例において対応するほうが、各施設の設置の趣旨をより生かすことができると考えています。

C既存施設の経営分類は?
指定管理者に「該当するもの」「しないもの」あるいは地方独立行政法人に「該当するもの」「しないもの」の分類はできたのでしょうか?現状をお聞かせ下さい。
指定管理者制度については、公の施設のうち、道路法や河川法、学校教育法など個別の法律において公の施設の管理主体が限定され、指定管理者制度を採れないものを除くすべての公の施設が対象になります。また、地方独立行政法人についてあ、試験研究機関や大学のほか、水道事業、病院事業などの公営企業、社会福祉事業などが対象になります。現在公の施設のうち、現に管理委託している施設の分類作業を行なっており、法の経過措置期間内における指定管理者制度への移行などへの準備を行なっているところです。

Dもしこれまでどおりの経営で進めるのであれば、説明が必要
また、総務省は、「これまで管理委託を行なってきた団体を指定するためには、市長は継続してその団体が管理を行なうことが望ましい理由をきちんと説明する必要がある。」としています。指定管理者に「出来る理由」「できない理由」は文書で公表すべきです。また、指定管理者は公募を原則にすべき。と考えます。

これまでの管理委託団体を指定管理者に指定する場合の理由の公表ですが、指定管理者を募集する場合においては、公正、透明性の観点から、応募要領等の中で、選考の方法について、応募者に明らかにしていくことが望ましいと考えています。
指定管理者の申請に当たって、複数の申請者に事業計画を提出させることが望ましいとされていますので、施設の設置目的、性格、経緯などを十分勘案する中で、最も相応しい団体を選考したい。


【2回目の登壇で要望】
施設を多く管理している施設管理公社や駐輪場などこれまでどおりの一括管理ではなく、一つずつで施設を指定管理者公募していただきたい。先日横浜市に財政総務委員会の視察をさせていただきました。横浜市では、施設を一括して指定管理者にまかせず、一つ一つを公募に掛けましたところ、民間がいくつか指定管理を取られたそうです。これまでのような一括でなくなった分、民間事業者との競争が始まり、施設運営にかなりの効率性や市民ニーズに対応するインパクトが働いたということでした。また、これまでの管理委託団体を指定管理者に指定する場合の審査と判定は選考基準と基準ごとの得点配分を明確にすることも大切であるとこれまでも申し上げております。基準と配分得点の事前公表、そして評価後の公表が必要です。5月の文教市民常任委員会でもやりとりがありましたが、内容的に選考からはずれた団体の不利益ということで、公開されない部分がありました。しかし選考にあたって全体を見ることで、指定された団体が選ばれたかどうかが判るという公正さは担保されなければならないと今でも考えています。これから多くの指定管理者の判定が行なわれますが、その点をこれまでよりも更に検討し、公正さを証明していただきたいと強く要望いたします。

以下、いくつか具体例をあげてお伺いします。
E図書館のサービス向上のため
図書館など料金を取れない。館長をおかねばならないという個別法がありますが、指定管理者制度ではこれまでどおり料金を取らず市からの委託費?で運営することも認められています。また、2003年11月に内閣府は「指定管理者制度が導入された事を受けて、今後、館長業務を含めた全面的な民間委託が可能であることを明確に周知する」との見解と対応を明らかにしています。図書館は時間延長など特に要請の多いと聞いています。その意味では指定管理者制度に分類しても良いのではないでしょうか?

指定管理者制度は、現在文部科学省からの明確な周知がまだ発表されていない中で、現行の図書館法での制度移行については問題があるものと考えており、法令改制等の動向を見極めながら検討したいと考えています。要望いただいている開館時間延長の対応について、業務の見直しを通じて運営の効率化を図るとともに図書館の持つ様々な課題について、業務の委託や指定管理者制度も視野に入れ、図書館協議会にも諮りながら検討します。

F公民館はどうなりますか?
また、本市の場合公民館は自治会に管理を委託していますが、指定管理者制度としてどのように考えたらよいのでしょうか?

吹田市の公民館管理は直営方式であり、非常勤の館長が公民館の使用許可を始めとする管理を行なっていますが、受付と日常業務などの維持管理業務については地元の連合自治会と委託契約を行い、事務員を派遣していただいて実施しています。この契約の性格は、地方自治法第244条の2第3項に規定されている管理全般にわたっての「管理委託」ではなく、受付や日常清掃などの一部の業務に限定した「業務委託」であると位置づけています。今後文部科学省から「館長業務を含めた公民館の管理運営全般について指定管理者に代行させることが可能である」と法令改正を含めて明確に周知されましたら、あらためて管理運営方法について検討します。

G施設サービスの保証の為に−議会への公開
指定管理者は毎年の事業報告の手続きが義務付けられていますが、議会(=市民)への報告義務はありません。本市では毎年外郭団体の事業報告はされていますので今後も同じような取り扱いはされるのでしょうか?
指定管理者制度以降の外郭団体の事業報告は、市が2分の1以上出資している団体が指定管理者となった場合は、地方自治欧に基づき経営状況の報告義務があるため、今後も議会に報告されます。また、他の団体が指定管理者となった場合、議会への報告義務は生じませんが、指定管理者が毎年度終了後に、市に提出を義務付けられている事業報告書に基づき、適正な管理を行なってまいります。

H施設サービスの保証の為に−現状の施設管理の課題の整理
これまでの「管理委託制度」は、吹田市との契約にもとづいて管理を行い、施設の管理権限と責任は吹田市が担っていました。指定管理者制度になると経営の自由度が増すためこれまで以上に、始めの手続きにおける施設の「性能発注」の完成度を高めていかねばなりません。そのためには現行の管理基準の問題点の整理などが必要かと思います。整理の状況をお伺いします。

これまでの管理委託が、地方公共団体の出資団体等に限られていたものが、指定管理者制度において、民間事業者をも含むよう改正された中では、より一層施設の設置目的の達成とともに、住民の平等利用が確保されるよう管理基準についても点検を行なう必要があると考えています。

I施設サービスの保証の為に−性能発注
性能発注については、今後どれほど詳細に契約をしていくのでしょうか?契約書しか市民の評価のよりどころはなくなります。そしてその性能発注をもとに施設の管理運営のチェックを定期的にしなければなりません。短い期間ですが何よりも担当部の研究を深めていっていただきたいと強く要望いたします。
指定管理者との間で交わす協定書などにおいて、業務処理の方法を始めとした細目的な事項について定めることにより、適正な管理運営の確保を図ります。

J施設サービスの保証の為に−兼業禁止
市長や市会議員の兼業禁止規定が適用されませんが、本市でそのような規定を独自につけることはできないでしょうか?
指定管理者による公の施設の管理は、いわゆる「請負」には当たらないと解されるところから、市長や市議会議員などの経営する会社も指定管理者になることは排除されていませんが、指定管理者の選定にあたっては公正を期します。

K指定管理者の事業評価は?
今の施設評価はコストも事業評価の見直しもありません。コストはもちろん大切な指標であると考えます。が、事業評価も大切です。指定管理者には会計監査はできても業務監査は出来ないとされています。コスト計算のみでの評価では、3年あるいは5年毎の指定管理者の見直しに説得性を欠くと考えますが、業務監査なしに見直すとしたら何を基準にどのように行なうのでしょうか?コストだけで判断するのでしょうか?市民が身近に使う施設であるため、この点は重要です。会計監査・業務監査両方の評価ができる方法を今回の指定管理者制度導入の機会に提案していただくことを要望いたします。所管のお考えをお伺いします。

指定管理者には、毎年度終了後「事業計画報告書」の提出が義務付けられており、管理業務の実施状況、利用状況、料金収入の実績、管理経費などの収支状況、その他指定管理者の実態を把握するために必要な事項などを記載することとされており、これらの事業活動報告書に基づき、業務の点検評価を行なっていきます。

L 指定管理者の期間
3年5年10年いろいろ施設で違う設定の例があります。本市の施設管理期間へのお考えをお示し下さい。

各施設の目的などを十分考慮する中で、実態に見合った期間とするものですが、同種の施設間における一定の統一性も確保する必要があることから、指定管理者制度に関する指針の中で一定の基準を示します。

M指定管理後の利用料
最近使用料の改定をされましたが、指定管理者の導入に合わせ再度、利用料の範囲・算定方法・上限の適正化・減免規定の設定をするべきと考えますが、担当部のお考えはいかがでしょうか?
利用料金制の適用は、一般的には施設の性格、設置目的から見て終始採算が相償うよな運営をするのに適した施設が考えられるものですが、吹田市の公共施設の使用料は比較的低額に設定されていることもあり、吹田市において利用料金制を適用しているのは、デイサービスセンターとグループホームだけとなっています。また、利用料金制を取り入れる場合においては、利用料金に関する事項を当該条例に規定して行くこととなります。
【2回目の登壇で要望】
指定管理の方法として、@使用料をこれまでどおり市の収入にし、指定管理者には委託費を払うA使用料を指定管理者の収入とし、市の委託料と合わせて指定管理者の収入とする。B使用料を全て指定管理者の収入として、その使用料だけで指定管理者の経営をする。という方法があります。使用料の額が低い当市としては@の方法に向かうと思われますが、指定管理者制度の趣旨から言えば、収入をあげれば指定管理者のものになるというインセンティブを働かせるべきであると考えます。今後の方針を出される時にはその点を是非御配慮願います。
  

N選定委員会への市民参加
指定管理者選定委員会の組織も必要です。当然利用者である市民参加が必要と考えます。この取扱いはどうなりますでしょうか?

指定管理者を公募した場合の選考に当たっては、公正性・透明性を図るためにも選考委員会の設置が必要。その構成委員は、外部委員も入れるなど透明性とともに専門性の確保に努める必要があります。市民公募は施設の性格や専門性を踏まえて其々において判断されていくものと考えます。

O指定管理者制度への取組方針はいつ出されるのですか?遅い!
これまでにも早く指定管理者に統一した取り組みを進めていただきたいと申し上げてきました。九月になってもまだ指定管理者制度の企画部の方針が出てきません。状況をお伺いいたします。
指定管理者導入にあたっての基本的な考え方や指定期間、選考に関しての共通する部分を内容とする指針を関係課で構成する庁内検討会議で検討中です。本年中を目途に早急に一定の指針として策定します。


X.地域福祉活動拠点
コミュニティーセンターの役割を見なおしについて、以前質問しましたが再度質問いたします。コミュニティーセンターは地域の人達の交流の場であるコミュニティープラザと、地区福祉センターから成り立っています。今後コミュニティーセンターが建てられないのであれば「交流施設部分」であるコミュニティープラザの部分は公民館や市民センターなど既存の施設で更に力を注いでいただきたいと強く申し上げておきますが、福祉拠点としての地区福祉センターはこのまま設置がストップされていては、今年度取り掛かっている地域福祉計画の拠点不足が懸念されます。吹田市では、地域福祉の拠点として、在宅介護支援センターが市内に基幹型が一ヶ所、地域型が12箇所ありまして、市と民間法人とで地区を分担して、在宅の高齢者と障害者の福祉についての相談や情報の提供を行い、地域福祉の向上に努めていますが、計画では概ね中学校区に1箇所の整備を予定しています。今後は千里丘地区、千里山東地区と南吹田地区などにおいてできるだけ早期に整備をしていきます。地域福祉計画策定において既に先行して行った豊中市では、市民ヒアリングで出された要望の多くは地域の福祉拠点が必要であったと聞きます。本市でも地域福祉活動計画のヒアリングで地域の福祉拠点の整備要望が既に社会福祉協議会に上がっているとの事です。幸せなことに吹田市には地域にいろいろな施設があります。コミュニティーセンターにこだわることなく身近な既存の施設の一部を福祉の拠点とするほうが、地域市民活動には有効です。行財政改革の4つの柱のうち2つに、・ 新たな市民ニーズを的確に応えられるサービスの展開・ 市民の参加と協働による姿勢の推進があります。地域福祉を作り上げようとする前向きな市民ニーズに的確に応えていただきたいものです。
地域福祉を推進する上で、市民の地域福祉活動は重要な役割を果たしており、地域福祉活動を活性化し、地域住民の参加を促していくためには、住民が活動しやすい環境を整えて行くことが必要です。そして地域の福祉活動の拠点の確保を支援して行くことは、その環境整備の柱の一つと認識しています。ご指摘の既存の施設を利用しての拠点確保については、公共施設の多機能化の中で、関係各課と協議していきます。
また、1つの行政目的を1つの施設で実現する時代は終わりました。今議会に提案されている総合計画構想案でも地域施設の多機能化が盛り込まれています。地域にある既存の施設の一部、例えば学校・体育館・集会所などに地区福祉の拠点を確保するなど、積極的に推進していただきたいと強く要望いたします。市長はどのようにお考えでしょうか?また、指定管理者指定の折にもこの点に十分配慮し、市民の要望が実現するよう、施設自体の見直しをしながら、管理範囲を設定して行くこといついて御提言いたします。
(市民文化部長)
市民公益団体活動等が地域で活動しやすいように、既存のコミュニティー施設や公共・教育施設の一部を地域の活動の拠点について、どうあるべきか今後関係する部局と協議検討いたします。
(福祉保健部長)
吹田市において、地域福祉の拠点としては、在宅介護支援センターが市内に基幹型が一ヶ所、地域型が12箇所あります。市と民間法人が地区を分担して、在宅の高齢者と障害者の福祉についての相談や情報の提供などを行い、地域福祉の向上に努めており、計画では概ね中学校区に一箇所の整備を予定しています。今後は、千里丘地区、千里山東地区と南吹田地区などにできるだけ早期に整備していきます。また、地域福祉を推進する上で市民の地域福祉活動は重要な役割を果たしており、地域福祉活動を活性化し、地域住民の参加を促して行くためには、住民が活動しやすい環境を整えていくことが必要です。地域の福祉活動の拠点確保を支援して行くことは、その環境整備の柱の一つと認識しています。ご指摘の既存施設を利用しての拠点確保は、公共施設の多機能化の中で、関係各課と協議していきます。

【市長】
次に、地域におけます市民活動の拠点の確保についてでございますが、私は常々、既存施設を活用した各種施策の展開ということを申し上げております。今後とも既存の公共施設の有効活用はもちろんのこと、民間の空き家、空き店舗等も含めまして十分検討してまいります。

Y. 「府立老人総合センター」廃止後の本市の考えと福祉バスの今後
9月初旬に老人大学メンバーに廃止の方向という説明があったと聞いています。府の事業である老人大学は、府下3ヶ所あるそうですが、本市にある老人大学は特に充実した内容と活発な活動をされているとお聞きしています。そのカリキュラムの内容は元気で社会的にも参加意欲のおありになる高齢者の活動を支えてきました。本市において「地の利」からも「現代の高齢者ニーズを捉えている」という意味でもシルバーアドバイザー・老人大学の果たす役割は非常に大きなものといえます。有料でも充実した講座を受けたり活動したいという高齢者は多くいらっしゃると思います。これからの高齢社会の中で意欲的な高齢者を受け入れ輩出するしくみが幸運にも吹田市にあったといえましょう。ここで改めてこの府立老人総合センターに学び、活動されている吹田市の高齢者はどれほどでしょうか?またOB会も活動していらっしゃるとお聞きします。どれほどの方々がかかわられていらっしゃるのでしょうか? 他市の参加者割合とともにお示し下さい。
府立老人総合センターは1979年2月1日に開設され、吹田市を始め府下市町村から多くの高齢者が利用されている施設です。同センターは老人福祉センターとしての機能を有し、レクリェーション、高齢者総合相談情報センター、老人大学講座、シルバーアドバイザー養成講座などの事業を実施されておられます。また、吹田市の「いきがい教室」全20科目を同センターで開催しています。老人大学、シルバーアドバイザー養成講座の受講者の状況は、2003年の実績で、老人大学784名中182名、シルバーアドバイザー養成講座は、160名中24名が吹田市民です。また、過去の実績も概ね同数の受講状況です。更に各講座修了者の皆さんはOB会を設置され、習得された知識を地域に還元されていると、お聞きしています。

また、「府立老人総合センター」が本市になぜ設置されたのか経緯をお聞かせ下さい。歴代市長の思いもあったと伺っています。これからが高齢社会に突入するときになって財政難が理由で潰れていってよいのでしょうか? 「府立老人総合センター」の廃止で、府の先進的施策が吹田の地から離れていくことに手をこまねいていて良いのでしょうか?

970年に市議会で、万博跡地利用の検討の中で、同会場周辺に老人の福祉センターの整備を検討するとしたことに始まり、1973年2月、府立老人福祉センター建設用地を市が提供することにより建設を要望する書面を府に対し提出し、以降、本市の大阪府への働きかけにより、また、府も高齢者福祉への積極的理解の賜物として設置されたものです。しかし今年9月に策定された大阪府行財政計画(素案)中に、同センターについて、「公の施設としては、廃止する方向で検討を行なう」とし、老人大学講座、シルバーアドバイザー養成講座などの事業については、「実施手法などについて検討する」と謳われています。吹田市としては、同センターが高齢者福祉に大きく貢献している施設であり、多くの高齢者が利用している実施をふまえ、2001年8月第1期大阪府行政計画案発表以降、大阪府との協議において一貫して同センターの存続を要望してきました。今後、更に大阪府に再考を促し、施設の存続を要望していきます。
市長はコミュニティーセンターも今後見直すということでした。もはや始まった高齢社会のイメージを市長はどのように描いていらっしゃるのでしょうか?若い人達と同じように学び活動する高齢者の実態をご存知なのでしょうか?吹田市高齢いきがい課の名前が泣きます。お考えをお伺いします。府も一方的に廃止といってきたわけではないでしょう。これまでに府立老人総合センターの継続についてかなり前から打診があったと聞いています。目先のコスト増を理由に断り続け結局廃止の方向性が出されたということでしょう。仮に廃止が決定されたとして、この方々の今後の受け皿、またこれから急激に増える高齢者に仲間入りされる人達の受け皿を本市で新しく作ると考えても損失は非常に大きいと考えます。この点含めながら御答弁下さい。
今後増加する高齢者に対する受け皿は、現在実施している「いきがい教室」の充実に努めるとともに、生涯学習部局を始め関係部局との連携を強め、高齢者福祉の充実に努めます。また、老人総合センター廃止となるとそこに通う多くの福祉バスの利用者がなくなり、福祉バスの存続もなりたたなくなることもあり、本市の高齢者・障害者施策の影響も大きいことも付け加えておきます。福祉巡回バスは、府立老人総合センターの利用者が多くおられますが、同センターの今後のあり方を踏まえ、検討します。
【市長】
老人総合センターの廃止に関連して高齢社会のイメージをどう描いているかとの御質問でございますが、本格的な高齢社会の到来は政治、経済、社会のあらゆる面におきまして、大きな変化を与えるものと考えておりますが、私は21世紀のまちづくりは高齢者の皆様のお力添えなくしてはなし得ないと思っておりまして、豊かな人生経験をお持ちの高齢者の方々のお知恵やお力を市政にお借りをしたいと考えております。行政のあらゆる分野におきまして、高齢者の方々がごく普通のことのように当たり前のことのように活躍していただいているまち、そんなまちづくりを進めたいと思っておりまして、そのためにもどなたにも元気はつらつとした高齢者になっていただきますよう、各施策を総合的に推進してまいりたいと考えております。
【2回目の登壇で質問】

経過をお伺いしますと、本市の市長が議会の要請を受けて府と協議した中で設置された老人総合センターということです。このセンターの意義が、阪口市長の代でもはやなくなったということでしょうか?私はそうは思えません。高齢者、それも社会とかかわりを持とうとする積極的な高齢者は今後も増え続け、そのことは」吹田市の人の宝である人財です。多様な内容の講座の必要性を感じ更に拡大しなければならないと考えます。老人総合センターにかかる課題をもっと前向きに捉える必要があります。市長のお考えをお伺いします。

【2回目の質問に対する市長答弁】
老人総合センターの廃止に関連しての再度の御質問でございますが、同センターの設立から今日に至ります経過等につきましては、先ほども担当部長がお答えしたとおりです。私といたしましても同センターにつきましては、歴代市長の高齢者福祉に対する理解、御努力の賜物であり高齢者福祉に多大な貢献をしている施設であると認識をいたしておりまして、ぜひとも存続させていただきますように引き続き要望し、対応していきたいと考えています。

Z.本市の姿勢を現す福祉総合条例への取り組み
以上これまで述べてきましたように、財源難をきっかけとして国や府は、まだまだこれまでの福祉制度の見直しを続けてくるでしょう。
府立老人総合センターに対しても、今回の府の医療費制度の変更に対しても何も対応できないというのではなく、市の姿勢をあらためて市民に示すべきです。私は、2000年3月介護保険が始まる時、本市の介護保険条例が手続き的な条例である。豊中市のように保険者の姿勢・責務を表わす条文を入れるべきと御提案いたしました。そのときの御答弁では保健福祉のあり方も視野に入れ、その中で総合的に検討を進めたいというものでした。今回の制度変更施行までまだ時間があります。4年前議会でお伺いした福祉のありようを総合的に示す福祉条例の進捗状況をお知らせ下さい。

介護保険条例に保険者の姿勢や責任をあらわす条文の規定については、介護保険制度以外の保健福祉のあり方も視野に入れた中で、引き続き検討を進めます。

[.山田駅周辺まちづくり懇談会について
市長の政策運営について計画的に意思決定されているようには思えません。市から山田駅東側公共施設の概要を昨年の12月5日に伺い、それを受けて山田駅周辺まちづくり懇談会は議論を始めました。その折市は今後も一方的に説明するのではなく建物総体のプラン・運営・管理を含め議論していただきたい。というコメントが付され青少年関係の各種団体の意見を6月28日まちづくり懇談会に返し、其々の情報を一本化した中で議論を続けました。ところが、7月29日の社会教育委員会で突然山田駅公共施設に西山田2丁目にある山田図書館を移す考えが公開されました。これは、本来もっと早くに山田駅周辺まちづくり懇談会に出すテーマではなかったのでしょうか?もともとまちづくり懇談会は市長が諮問した懇談会です。これまでも阪急や地元地権者もできるかぎり情報を提供するように市が働きかけ、事業者の人達もそう努力し協働性の高い懇談会でした。市自らそのような評価をされてきたところではありませんか?また、市長は諮問をする立場です。市の情報を提供する責務があります。この間の経緯をご説明下さい。昨年の12月にも市の足並みの不揃いについて同様な質問をしたのですが、今回もまた私どもの御提案が生かされませんでした。
2003年12月5日第26回山田駅周辺まちづくり懇談会で山田駅東側公共施設について議論を始めていただきました。その後2004年1月13日の第27回。2月19日の28回。3月31日の第29回。6月28日の第30回。8月9日の第31回の計6回です。6月28日の第30回には、第26回から第29回まで御議論をいただいた意見を、まちづくり懇談会の事務局である都市整備部がアドバイザーの先生方の御意見をいただきながらまちづくり懇談会案としてまとめさせていただきました。その中では、図書室、学習室、並びにパソコンルーム機能を備えた約700uの部屋としてご報告差させていただきましたが、市民の皆様からは、そんなに大きなものはいらないのではないか、図書室と学習室は分離した方が良いのではないか等の意見をいただきましたことから、8月9日の第31回では、図書室約250uの分離した形に整理をしなおして御報告いたしました。また、図書館についての市民への情報開示がなかったことについては、6月28日、8月9日の両日に、山田駅前の公共公益施設の中に図書館を入れることについて市内部での意思形成過程であったことを含めて、まちづくり懇談会の皆さんに十分な説明ができなかったことについて事務担当として反省をしています。なおまちづくり懇談会出席の皆様の総意として出された8月9日の懇談会提案内容も含めて、現在市の素案の作成をしています。

【市長】
阪急山田駅東側の公共公益施設に関しまして、山田駅周辺まちづくり懇談会で御検討いただきました経過につきましては、先ほど担当部長から御答弁申し上げましたが、熱心に御議論いただきましたことに心から感謝をしております。頂きました御提案につきましては、市の素案作成の参考にさせていただきたいと考えております。山田駅周辺まちづくり懇談会につきましては、平成12年(2000年)1月からの交通問題懇談会、また引き続いてのまちづくり懇談会において市民、事業者、行政の三者が互いにパートナーシップを形成し、よりよいまちづくりを行う場として信頼関係を築いてきたところでございまして、今後もこの信頼関係を大切にしてまいりたいと考えております。

\.図書館の移設について
これまで六館構想であったものの、千里山佐井寺図書館の建設で一応の配置は終わりました。しかし未だ多くの課題が残っています
(ア) 千里丘・岸部地区の不便地区をどうするのか?
(イ) 片山中央図書館の老朽化への対処
(ウ) 北千里の開館時間の少なさ
(エ) 現存の山田図書館跡はどうなるのか?
(オ) 何よりこれらの問題解決の財源と山田駅設置のコストの裏付けをお示し下さい。
私は社会教育委員会でこの件を説明された直後、社会教育部で説明を受けました。「この4月企画部から打診があり千里丘・岸部を一体的にとらまえて検討を進めることになった]ということです。そこで企画部長に財源をお伺いすると、まだ財源拠出の目途が付いたわけではないということです。私は山田図書館の移転が良いとか悪いとかではなく、いったいこのような状態での提案を見通しのない中で一委員会と言えど公表する無責任さはどうしたことでしょうか?市長は財政運営の全責任者です。また市民が参加するまちづくり懇談会の責任者でもあります。どちらもタイミングを失しています。以上山田駅まちづくり懇談会と図書館の質問に対し、担当者の御答弁はいりません。市政を調整する最高責任者である市長の統一した御見解をお伺いいたします。

現在6館構想後の新たな図書館構想を打ち立てるためその作業に着手しており、その構想の中でご指摘いただきました諸課題の解決に向けて、その方向性をお示しできたらと考えています。特に財政状況が逼迫しており、将来にもわたる財政計画が極めて重要でありますので、関係部とも調整を図り、計画を検討していきます。審議会での公表についてですが、審議会の役割は、行政の意思形成過程で、市民の意見を反映したり、専門的知識の導入や行政執行の透明性を図るために設置しているものですので、教育委員会としては、山田駅前に図書館を移設する事について、去る7月29日の社会教育委員会議で考え方を示し、ご意見をいただきました。今後とも市民の皆様方のご意見・ご希望を十分にお聞きする中で、図書館整備について慎重に検討していきます。
【市長】
山田駅前への図書館移設についてでございますが、御指摘いただきました図書館の諸課題につきましては、十分認識をいたしております。このため、まず教育委員会におきまして、課題解決に向けた全体構想に着手いたしておりますが、その推移を見定めるとともに、今回建てる建物が複合施設を予定しておりますので議会の御意見を始め、関係団体や市民の声を十分お聞きする中で総合的に検討してまいりたいと考えております。現在、山田駅前公共公益施設整備の事業手法について検討いたしておりますが、今後の実施計画策定の中におきまして、十分精査をしてまいりたいと考えております。

【2回目の登壇で要望】
社会教育委員会は諮問するところであるから、考え方を聞いただけであり手続きに問題ないとの担当部のお答えでした。審議会に意見を聞くためには、例えばそれまでに議論している「山田駅まちづくり懇談会での提案内容はこのようなものです。これまでの話し合いの経過はこうです」という情報も披露してはじめて社会教育委員会で深い議論ができます。各審議会でそれぞれ違った情報で審議したものを行政が勝手に組みなおして、行政の意見として実行するところに、「市長の考える市民参加」レベルが見えてしまいます。このような審議会の運営や、まちづくり懇談会の運営は、市長のいう「市民との協働」の隠れ蓑でしかありません。これまでにも幾度と無く市長に警鐘をならしてきました。市民と協働という意味を市民も各部も再度確認してください。


].財政健全化計画のこれまでの実施状況と今後の取り組み
財政健全化計画は、今年度を集中改革期間最終年としています。これまでの実施状況と今後の取り組みをお示し下さい。
私どもも市民の皆さんも、財政状況がよくない中での政策の吟味にシビアーにならざるを得ません。毎年市長の施策方針の発表の折には政策の取捨選択を十分に吟味されているのか疑問です。財政状況を一番知っているのは職員の皆さんです。市民の皆さんが理解できるような財政状況の説明に努めていただきたいと要望します。

財政健全化計画案は、厳しい財政状況の中、多様化する市民ニーズに的確に応えながら、市民福祉の増進を図るために不可欠な「健全な財政基盤の確立」を目的として、2009年度までの10年間を計画期間として、2000年度に策定しました。同計画に基づく財政健全化方策の実施により、2004年度までの集中改革期間における削減など効果見込み額を現在219億円と見込んでいます。財政健全化に努めてきたことにより、同計画案の策定時に見込んでいました2004年度末の累積財源不足額の約194億円は解消されますが、市税収入の大幅な落ち込みの影響などから財政調整基金の取崩や臨時財政対策債の発行により収支均衡を図っています。今後もさらに厳しい財政状況が見込まれていることから、2005年度以降の財政健全化方策を策定し、健全化の取り組みを進め、同計画案に掲げている、収支の均衡、財政構造の弾力性の確保などの目標達成に全庁上げて取組んでいきます。

]T.組織改正
組織改正を再度行なうとお聞きしました。これまでいくつも市長は組織改正を行われました。組織改正は仕事の再編成であり、市長は多くの期待もされるでしょうが、職員にとって日常の仕事の中多くの負担があります。組織改正の結果多くの成果を市民が受け取ることができれば、その改正は成功ということになります。しかしこのところの組織改正は成果が見える前に改革をしてしまわれているようで、これまでの組織改正の成果が実感できません。組織改正事業の事業評価をお伺いします。阪口市長が市長になられてから取り掛かられた組織改正はどのようなものがあり、その目標と成果がどうであったのかお答え下さい。
2000年4月の組織改正では、政策立案機能充実の目標に向け政策推進室を設置し、成果としては2001年4月の特例市の指定、自治基本条例検討の取り組みがあります。また、市民参加・参画による協働協育型市政の推進の目標に向け、市民協働ふれあい室の設置などを行い、市民公益活動の促進に関する条例を制定しました。2001年4月の組織改正では、環境問題への取り組みの総合的な推進の為に、環境室を設定し成果としては環境基本計画に基づく行動計画の策定、ISO14001の認証取得があります。また、交通バリアフリー法への対応などを図るために交通政策課を設置し、同法に基づく基本構想の策定を行ないました。
【2回の登壇で要望】
議員としての組織改正事業の評価をさせていただきますと、H12年の組織改正の成果といわれる特例市の具体的成果。H13年組織改正でISO14001にとりかかった中で公共施設の緑被率が下水処理場や衛生施設が30%以上となっていますがその成果はどのようになっているのか疑問です。イベント的なものに対応する組織改正ではなく、体質を変えるための組織改正を提案実行されるよう要望いたします。先ほどの2つの事業成果をH15年度分決算委員会での資料に提出下さい。


]U.まちづくり条例
まちづくり条例について自治会長さんたちの会で多くの違和感を伝えられたと聞いています。以前にも申し上げましたが、条例も大切ですが、条例を作るよりも実態を進めることで市民の皆さんに分かっていただける方法を取られた方が良いのではないでしょうか?急がば廻れです。まちづくりについてはこれまで都市計画マスタープラン。個別的には「まちづくり懇談会」など自治会組織の人だけではなく地域に関心や意欲ある人達と話し合う場を設け、進めてきた経過があります。これからも、地域福祉計画や防災の地域とのネットワーク作り、さらに総合計画での地域整備計画など自治会の役員さんや市民活動する人達、また地域に関心のある人達とも話し合う場は増えると聞いています。市民の皆さんがその中で実体験を持ったり、知り合う関係が出来るでしょう。その関係性の中で市民の皆さんと行政がともに、それぞれの地域でのまちづくりでの課題を認識した後、条例化を進めるほうが市民の皆さんにとって使いやすい条例になるかと思いますが、市長のお考えをお聞かせ下さい。
近年、少子高齢社会の進行、地球規模での環境問題など、地域社会を取り巻く環境は、益々深刻化しております。安心して住み続けることができるまちを作っていくためには、市民自治の確立がより一層進められており、行政の役割と責任を明らかにしながら、総合的な施策の推進と合わせて、市民自治の手による地域での取組みが重要となっています。こうした状況の中で、地縁組織を始めとする地域の様々な団体の自主性、主体性を尊重しつつ、地域の課題に総合的に取組むまちづくり協議会を地域で組織していただき、市との協働によるまちづくりを進めていこうとするものです。豊かな自治活動の下で、活力と魅力ある地域社会の実現を図るため、より多くの市民の方々のご意見をお聞きしながら(仮称)吹田市協働によるまちづくり条例の制定に向けて取組んで行く必要があるものと考えています。市民との協働は、今日まで都市計画マスタープランや地域福祉計画の策定などの計画段階のほか、コミュニティー協議会などの施設の管理運営や事業の実施を通じてなど、様々な形態で実践されていると認識しています。現在進めている条例については市民の方々の理解の下、議論を深め、地域の情報を共有する中で、地域の課題を発見し、地域住民主体で行なうもの、地域と行政の協力により行なうもの、行政主体で行なうもの、といった観点に立ち、地域のまちづくりを進めて行くことを主眼としています。この種の条例については、市民の方々の理解を深めて行くことが何より重要であると認識していまして、より多くの市民のご意見をいただく中で、地域の状況を踏まえたものとなるよう努めます。

【市長】
まちづくり条例についてでございますが、私は地域のことは地域で考え、地域で決定するという本格的な地方分権の時代にありまして、これからは地域のまとまった声や意見、あるいは地域での合意と申しますか、そういったものと行政が協働してまちづくりを進めていくことが、ますます重要になってきているという強い思いをもっております。そのために広範な市民組織によるまちづくり協議会との協働によりまして、地域のまちづくりを進めていくための条例制定の取組を進めようとしているところでございます。
 今後とも地域との協働の実践を進めながら条例の制定に向けましてはその趣旨等につきましては市民の方々の理解を得ることが何より肝要だと考えておりますので、幅広い市民の方々の御意見を伺いながら取り組んでまいりたいと存じます。

]V.情報化
1.2001年に情報化についてお伺いしたところ、パソコンを1人に1台を目指しインターネットの研修を進めるというお答えでした。現在の状況をお知らせ下さい。
パソコン整備は2000年度より年次的に開始し、現在約1,000台の整備が完了しています。操作研修は1997年度よりパソコンの基本的な操作研修から開始し、各ソフトウェアや業務システムなどの操作も実施してきました。その結果現在まで延べ5,194人の職員が参加しています。今後は引き続き業務上必要な職員一人1台を目標にパソコンの整備を進めるとともに、さらに職員のレベルアップを図っていきます
2.また、各課がメールアドレスを取得するということでしたが、まだメールアドレスの公開に至っていない課もあります。どれほどの課が公開できないのでしょうか。また、何が原因で公開できないのでしょうか?公開していない課や室の公開できない理由をお伺いしたい気持ちもあります。公開できていない課は早急に取組んで下さい。
メールアドレスは2004年現在、事務系ネットワークに接続している125部局中85.6%にあたる、107部局がメールアドレスを開設しており、全体の35.2%にあたる44部局が本市ホームページ上にメールアドレスを公開しています。メールアドレスの公開により、市民からの意見や質問がリアルタイムに届けられるというメリットを踏まえ、今後全部局公開に向け検討します。
3.各課、文書を電子情報化していると思いますが進捗状況をお願いいたします。
全庁的なシステムとして「財務会計システム」と「文書目録管理システム」を稼動させ、予算差引簿、負担行為整理簿、文書管理簿の電子化を進めるとともにその運用により、支出命令書の発行や起案書の発議などについてシステム化を進めてきました。庁内の事務処理システムとして通称「事務ナビ」を立ち上げ、資料などの電子化と情報の共有化を進めています。今後も庁内の電子化をさらに進めます。
4.各部・各課・各室で1年間の仕事の内容を記した概要を作っておられます。その概要を行政資料閲覧コーナーに置いていただけないでしょうか?
現在、行政資料閲覧コーナーに全部局を網羅した市勢概要を始め、部単位・課単位などの資料を配架しています。今後その充実に向け提供を要請していきます。
5.コンピューターのシステム分析についてお伺いした事があります。前向きなお答えだったように思いますがその後の進捗状況をお示し下さい。
コンピューターのシステム分析については、システムの信頼性、安全性を維持しながら効率性を向上させる手段として非常に重要なものと認識しています。吹田市では、継続的な業務分析を実施し、機器の小型軽量化、業務プロセスの分析をはじめ、消耗品の見直しなどコスト削減のための方策を実施し、一定の効果をあげてきました。今後はセキュリティーポリシーの的確な運用とあわせ、さらにコスト削減が図れるよう検討します。


<天下り>への意見
人事案件についての意見(本会議最終日)

今回の人事異動についての意見を申し上げます。人事は市長の専権事項ですから議会からの意見は差し控えるべきであり、新たに就任される皆さんの人格に問題があるということではないことをあらかじめ申しあげておきます。
しかし今回の専任職の配置について、行財政改革にかかる組織の問題として議会から意見を申し上げます。
今回収入役が退職された後、これまで同職が兼務されていた固定資産評価委員に同氏が新たに専任するとのことです。兼務というコストの必要の無い職を、今回、専任職として配置しコストを発生させるのは、市長が日頃機構改革を取組む際にスローガンとしている「簡素・効率的な組織を目指す」事と、全くの矛盾です!
阪口市長になってからこれまでも同じようなことがありました。水道管理者が兼任していた水道サービス公社理事長職は、水道部長退職後、専任理事長になり月額二五万円のコストが発生しました。また、社会福祉協議会の常任理事は市民が専任した時は無報酬。しかし市退職者が就任すると月額三十万円のコストが発生しました。その都度「私達吹田いきいき市民ネットワーク」は矛盾を理事者に申し上げてきました。が、市長にその声は届いていなかったのでしょうか?
行政運営上、その必要が生じたということでポストを作るということはあるかもしれません。しかしこれまで兼務でできる職責が、今回あえて専任職としたのは、「この仕事」をしてもらい期待される「成果はこれだ」というようにその必要性はきちんと市民に説明されなくてはならないでしょう。
しかし、今まで兼任職から専任職にされた職責の、特命および成果を市民に対し説明の機会があった事はありません。そしてまた同じことが繰り返されようとしています。これを世間では「天下り」といいます。天下りとは論功行賞という役所内内向きの論理であり、市民から見れば天下りという形でポストについても目立った仕事が見えない、余生の職ということです。
財政改革で職員報酬や市民福祉の削減など、特に今議会では医療費の市民負担増を求めることを「苦渋の選択である」という姿勢でとりくまれたはずの市長です。そして今後いっそう財政縮減を余儀なくされている本市です。天下りのシステムを維持し続ける余力はないはずです。このことを念頭において市長は行政運営をすべきです。市長の行財政への現状認識と組織の考え方は、甚だ安易であると言わざるを得ません。今後このような場合、市民が納得のいく説明をされることを求め意見と致します。

1.市民活動の評価 / 2.人材育成方針 / 3.外郭団体見直し / 4.指定管理者制度 / 

5.「府立老人総合センター」廃止後の吹田市の考えと福祉バスの今後 / 6.福祉総合条例 /

7.山田図書館移設提案の不手際 / 8.財政健全化計画 / 9.機構改革 /

10.まちづくり条例 / 11.情報公開 /  トップページへ