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これまでの間、吹田市の方向性に特段の変更が無く積み上げられた副読本の見直しにとりかかっていると伺います。 20年間の蓄積を改定するためには、それなりの重みをもった議論がされなければならないはずです。 私たち大人の作ってしまった社会背景を常に意識して20年間蓄積してきた本市副読本についてどのような観点でどのような議論があって改訂されるのでしょうか? 改定に当たって本市教職員や子どもたちの保護者へ、教育委員会としての見識をお示し下さい。
<学校教育部長>本市では性の問題をこころとからだの両面から取り上げ、性教育を人権尊重の精神に基づいたものとしてとらえ、生命尊重の精神と態度の育成、さらに男女の特性もふまえ、自他共を大切にする人間としての生き方や男女の協力について子ども達に学ばせることを目的に、昭和63年(1988年)に小・中学校性教育副読本を発行したものです。 その後、男女共同参画社会の推進やエイズ・性行為感染症問題などにより、平成10年(1998年)に改訂しました。 この副読本の作成にあたっては、本市の教諭・養護教諭の作成委員会が編集活動を行い、医師などの専門的立場の監修委員会からの指導助言をいただいたものです。 また、各学校の代表からの性教育推進委員会を立ち上げ、副読本の効果的な活用や公開授業、講演会等も計画し性教育の充実に努めてきました。
こうしたなか、平成14年(2002年)4月に新学習指導要領が施行され、各教科における性教育の領域が詳しく示されたことや、これとの整合性について保護者等からの問題提起もあり、本市教育委員会として全校に対しての性教育に関する実態調査を実施しました。 その結果、副読本の活用状況が不十分であるという実態が明らかになるとともに、構成や分量、子どもの発達段階に則した内容かどうか、使用している記述内容や表現等を検証するために、本年1月に性教育副読本検討委員会を設置し検討を進めています。 本市教育委員会といたしましては、今後とも児童・生徒の実態や社会の変化に応じた性教育の推進に努めます。
要望
H10年の改定からこれまでの間、社会の状況は良くなったとは思えません。 子ども達の発達段階以上に、世の中は性を即物的に取扱う傾向が強くなっています。子どもの人権を守るためにも、 「あるべき論」からの出発ではなく、社会の実態と乖離することのないよう吹田市の専門家の方たちや保護者の議論の場を広げ、その中で副読本を作り上げていただきたいと、強く強く要望いたします。
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